カテゴリー別アーカイブ: お茶事・お茶会

徳川茶会

平成22年10月30日、徳川美術館にて徳川茶会が開催されました。前日より家元に来名いただきました。当日の雨予報がはずれ、遠方・地元より300余名の流友・茶友に参加いただき、秋のひと時を過ごしていただきました。感謝いたします。
(坂倉 洋 記)

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熱田神宮月次茶会

平成22年5月15日、熱田神宮月次茶会濃茶席を愛知名宣会にて担当させていただきました。天候に恵まれさわやかな薫風のなか、熱田神宮蓬庵にて新緑の熱田の杜とともに一椀をゆったりと楽しんでいただきました。また6月5日は、熱田神宮献茶祭にて薄茶席を担当予定です。
(坂倉 洋 記)

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熱田神宮献茶式添釜

平成21年10月15日、熱田神宮献茶式協賛席濃茶席を武者小路千家愛知官休会、薄茶席を表千家吉田生風庵が担当させていただき、武者小路千家お家元をはじめ遠方より流友また地元茶道関係者など300余名の方々にご臨席いただきました。
(坂倉 洋 記)

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熱田神宮月次茶会

平成21年9月15日、熱田神宮月次茶会があり、濃茶席(蓬庵)松尾流・薄茶席(又兵衛)武者小路千家名宣会が担当させていただきました。
茶会当日、あいにく天候に恵まれず朝から雨が降ったり止んだりでした。しかし熱田の森に囲まれた静かな茶室又兵衛では、雨音を聞きながら風情のある田舎やで心よりゆったりとした贅沢なひと時を過ごすことができました。
(坂倉 洋 記)

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官休会全国大会愛知大会を終えて

官休会全国大会愛知大会を終えて

 平成20年10月11日、やっと、やっとここ名古屋に、お家元様はじめ全国各地よりご来賓・流友の皆様をお迎えすることができました。心より感謝し、御礼申しあげます。
 平成十八年春のある日、伊藤妙宣正教授が東京での家元稽古より戻られ、愛知官休会臨時役員会を招集。お家元より愛知での全国大会開催の打診があった旨、報告がありました。加藤千麿愛知官休会会長がお家元と同窓であったこともあり、お家元の愛知への期待がヒシヒシと伝わってまいりました。
 何も分からないままに大会準備委員会を発足、八月には愛知大会実行委員会に発展させ、家元教授である赤羽根守一先生、同准教授の小林雅信先生にご来名いただき、初会議となりました。今まで開催された全国大会の概要をご説明いただき、二年後の愛知大会を目指しての決起大会となりました。以来、月一回の実行委員会、秋には東京大会視察・試食会など準備が本格化していきました。開催場所・開催内容・予算・広報など少しずつ大会概要が固まっていき、期待と不安の入り交じった日々でした。また、お家元はもとより、芳野宗春家元教授・家元理事・全国流友・地元他流派茶道会からもご指導・ご協力をいただき、皆様の期待に添えるか心許ないばかりでした。
 大会まで二ヶ月と迫った八月下旬より、毎日最後の大詰め作業に追われ、十月十日、あっという間に大会前日となりました。愛知官休会総出で準備に奔走し、大会当日を迎えることができました。
 ウェスティンナゴヤキャッスルにおいて午後二時、大会前夜祭の受付開始とともに全国より続々とお集まりくださった流友の皆様に登録をいただきました。午後三時過ぎ、ホテル玄関にてお家元ご一行様をお迎えすることができ、あとは無我夢中の二日間でした。
 ご参加いただきました皆様のご協力により、無事大会を終えることができましたが、力不足・準備不足・大会後のご挨拶等で多くの方々にご迷惑をお掛けしましたことを、紙面をお借りしてお詫び申しあげます。
 最後になりますが、愛知大会開催という大役と多くの出会いとご縁を与えていただきましたことを、今後の愛知官休会の励みとさせていただきます。
 ありがとうございました。
(愛知大会実行委員長 坂倉 洋 記)

第十五回記念官休会全国大会愛知大会

IMG_0556 平成20年10月11日、12日の二日間にわたり、第十五回記念官休会全国大会愛知大会が名古屋市内で開催され、両日で述べ千六百名が参加、盛会となりました
 大会初日は、ウェスティンナゴヤキャッスル(西区)において前夜祭が行われました。午後二時より受付が開始、開会前に設けられた呈茶席(天守の間)で、来場者は金の鯱が輝く名古屋城大天守の眺めとともに、まず一服を喫茶されました。
午後六時、安藤重良大会副会長による開会の辞で幕開けした記念式典では、加藤千麿大会会長が歓迎の挨拶を、来賓として稲垣隆司愛知県副知事、松原武久名古屋市長が祝辞を述べられ、会場の熱気が高まる中、不徹斎宗匠は「尾張の地と流儀との関わりは古く文叔、真伯の時代まで遡る」と語って、今後の発展に期待の言葉を寄せられました。続いて加藤大会会長をはじめ今大会の功労者に表彰状が贈られ、大会実行委員会の職分を代表して伊藤妙宣正教授(家元直門官清会会員)が、大会当日までを振り返り万感胸に迫った答礼をされました。
名古屋フィルハーモニー交響楽団「シフォン弦楽四重奏団」の演奏後、午後七時からは山田守廣大阪官休会会長による乾杯で親睦会に進行。各地区官休会代表が紹介され、全国から参集された流友、社中の間では名古屋コーチンや八丁味噌など愛知名産が盛り沢山な料理に舌鼓を打ちつつ、和やかに交流が深められました。宴の中盤には「音楽とアートのコラボレーション」として、ピアノ伴奏のデュオによる「煌めきの未来へ」(交響詩・名古屋城より)の歌に合わせ、県下在住のアーティスト城戸わこ氏が縦五メートル・横十メートルの布に不徹斎宗匠ご夫妻の姿を豪快に描くパフォーマンスを披露、会場の耳目を惹きました。最後に恒例の大会引継式では、加藤愛知大会会長から小西守文奈良大会代表へ繋ぎの柄杓が手渡され、後藤安邦大会副会長の閉会の辞をもって前夜祭はお開きとなりました。
翌大会二日目には献茶式と記念茶会が行われました。献茶式は熱田大神をご祭神、三種の神器の一つ草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)をご神体とする由緒ある熱田神宮(熱田区)の祈祷殿長床において午前十時より厳粛に執り行われ、不徹斎宗匠が濃茶、薄茶の二碗を神前に捧げられました。また同神宮境内の龍影閣(りょうえいかく)(登録文化財)で愛知官休会が拝服席を担当し、参会者をもてなしました。
記念茶会は四千坪の敷地を誇り、昭和天皇の宿泊所もあることで知られる老舗料亭八勝館(昭和区)で催され、濃茶席(残月の間・御幸の間)、薄茶席(菊の間)、点心席(大広間)が設けられました。関戸松下軒が席主をつとめた濃茶席では中興名物の茶入や茶杓など名品を揃えた道具組、愛知官休会が席主の薄茶席では流儀歴代の手造や好みを中心とした取り合わせで、新しく不徹斎宗匠が好まれた御茶や地元が最大生産地として有名な無花果(いちじく)を用いた菓子、八勝館の彩り鮮やかな点心など各席で趣向が凝らされ、参会者は絢爛な秋の一日を堪能されました。
ほかに大会内容には徳川美術館(東区)における「室町将軍家の至宝を探る」展の拝観も含まれ、約六百五十名という大入りで、大会開催に合わせて特別展示された利休作茶杓「泪(なみだ)」をはじめ貴重な宝物を、参会者は熱心に拝見された様子でした。
今大会では各会場間が比較的離れていたこともあり、一日で回るために早朝より受付に並ぶ参会者の姿も見られましたが、晴天にも恵まれ、午後四時頃に全日程が滞りなく終了しました。
(流儀季刊誌 起風 より)

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